秋季・新人戦観戦記
秋季・新人戦観戦記
バスケットボール部OB会
赤沼啓二郎
東京都第2支部でベスト8以上を目指した新人戦(4つの支部による予選会で各支部のベスト8が本大会
へ進出)が終わりました。新人戦は2回戦からの出場となり、初戦の相手は佼成学園でした。相手校のキ
ャプテンは東京都の選抜選手経験者であり、かなりの強豪校でした。第1クォーターで6点差をつけられ
て出鼻をくじかれましたが、以降の3つのクォーターではすべて相手校を上回り、結局83対73で退けま
した。続く3回戦の相手は都若葉総合高校でしたが106対82と完勝しました。4回戦の相手は和光高校で
ここに勝てば第2支部のベスト8となり、2018年1月6日から始まる新人戦本大会への出場が決まることに
なっていました。第1クォーターでは17対16と1点差をつけて順調なスタートを切りましたが、第2クォ
ーターでは13対27と逆転され、トータルで13点の差をつけられました。第3・第4クォーターで反撃し、
一時は同点にまで追いつきましたが、残念ながら67対68の1点差で惜敗しました。
武蔵野カップ(優勝)から起算して7戦目での敗退です。現役選手の皆さんはきっと悔しさに涙を流さ
れたことでしょう。しかし桑田佳祐の「TSUNAMI」でも歌われているように、涙を流さずには大人に
なれないという言葉は本当だと思います。またバスケットの神様と呼ばれたマイケル・ジョーダンが
7年かけてカブスが全米一に輝いたとき、手中のボールに涙を落しているのをみたNBAの2メートルを超
える大男が「男でも泣いていいんだと思った」と語った逸話を思い出します。
悔しくて自分を責めても何も得られません。勝つことによってだけ学べるのではなく、負けて学べる
ことが沢山あります。現役選手の皆さんに是非この敗戦で味わった屈辱をしっかりと受け止めて、春
の関東大会を目指してほしいと願っています。大切なのは勝ち負けではなく、その経験を通して、そ
こから何かを学び、より大きな結果を出すことです。青春真っ只中の後輩の皆さんが、この敗戦を通
して自らを大きく変えることに成功し、一回り大きな人間になる為の「千載一遇」のチャンスに巡り
合えたのだと受け止めてくれるよう祈っています。
尚、和光高校は1月6日(土)に行われた新人戦本大会1回戦で都立小山台高校と対戦し、64対68で惜
敗しました。
そしてすべての試合終了の結果、4支部それぞれの優勝校は八王子学園八王子、足立学園、日本学園、
成立学園の4校に決定しました。